黒い灰の枝
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つぶやき
道しるべ
十の位から借りてきた数字はどこかよそよそしくて、うすい夜にかすむ雲の底がほのかに白い横線を引いたらよ...
2025.10.15
はつりね
つぶやき
つぶやき
降りて
いてはいけないひとがねじれたまま、放射状に咲いたオレンジのメロディが空っぽの部屋をいずれ満たしていき...
2025.10.12
はつりね
つぶやき
つぶやき
合唱
行ったり来たりのしっぽに指がとまどって心臓の鼓動がうるさいとき、ひっそりとした街灯の下の木に咲いた花...
2025.10.09
はつりね
つぶやき
小品
静けさ
いつまでも開封されないレターセットがぐっと伸びをして夏の間に溶けてなくなったアイスクリームは記憶の底...
2025.10.06
はつりね
小品
つぶやき
手のうしろ
きれいな姿勢で腰かけて同じ間隔で連続する音符が写真になった瞬間にぴったりと波が止まってしまった画面の...
2025.10.03
はつりね
つぶやき
つぶやき
初秋
とおくとおく弱酸性の雨が幕間とビルの間の花を濡らして、重なり合った水の模様はなにかを忘れるためにでは...
2025.09.30
はつりね
つぶやき
つぶやき
透過
道ばたで子どもたちがたのしそうに靴を飛ばし合っています。かかとをつぶしちゃだめって思うようになったき...
2025.09.27
はつりね
つぶやき
つぶやき
ひとりでに
いつまでも定まらない日をまたいだところに筆を払って、ふと気づくとまた机の上のカレンダーの曜日を数えて...
2025.09.24
はつりね
つぶやき
つぶやき
数分間
いそがしい朝にトースターの中の目玉焼きプレートをじっと見てしまって時短にならないのが最近の悩みです。...
2025.09.21
はつりね
つぶやき
小品
スケール
立ち止まった空の手前のさざ波が近くに見えたらひとつ増えた窓を開けて、いつもとおなじ本のページがカーテ...
2025.09.18
はつりね
小品
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